友人や同僚の悩みを聴いてあげることは普通のこととしてある。
それが社会の絆だし、日頃の人間関係の結果である。
しかし、日常の会話なら普通の会話としてやり取り出来るが
相手の話しが悩みとなると突然聴く側にとっても重たくなってしまう。
質問をされたら、どこまで責任を持って回答をすればいいのか、
相手が泣いたなら、どう本人を受け入れてやればいいのか、
自分が忙しくて話しを聴いてあげられない時はどう返答したらよいのか、
考え出したならきりが無いかもしれない。
そんなことで、以外と悩みを聴くのは大変なものである。
友人・知人・同僚に与える自分の一言の重みを考えると責任を感じるものである。
果たして自分の言ったことが逆にマイナスになっていなければと心配にもなる。
もしかしたら余分なことを言っているかも知れないと不安にもなる。
そんなことを感じるからこそ、心のケアの仕方を勉強する価値があるのです。
そんなことを感じなければ自分流にやっていたかも知れません。
悩みを聴くカウンセリングの基本を学ぶということは大事なことです。
相談者によっては、初めて会ったカウンセラーの態度や話しで深く傷ついてしまう人もいる。
実際、大病院に勤務する心理カウンセラーの一言で病院に来なくなった患者もいて
内部的な問題を抱えている病院も現在あるのです。
また、心理療法の分野では現在は様々な形があり乱立しているのも事実です。
そんな中で、なかなか本物を見極めるのは難しいかも知れない。
だからこそ余計に、これからカウンセラーを学ぶ人は普通の社会人としての
常識を踏まえて、基本を学び経験を積んでいって欲しいと願っているのです。
誰にでも信頼されるカウセラーになるために!