中学生の息子のがバツモウ症だと相談してきた。

私はふと自分の髪の毛のことを想像し、脱毛症と勘違いした。

 

バツモウとは「抜毛」と書く。

抜毛症とは、ストレスにより自分の髪の毛を抜くことを言う。

ひどくなると頭を壁にぶつけたり、リストカットにまで進む。

こうなると普通は危険なので精神科の病院に入院させる。

 

抜毛症はストレスから来ているから薬で治るものではない。

それこそ周囲の人たちの愛の手にかかっている。

一週間目になんとか一日学校に行ったという。

最悪の先生の態度だった。

担任の先生はただ一言「スクールカウンセラーのところに行きなさい」とだけ言ったとか。

次の日からまた休んだ。。

一言成績も良く、真面目で、プライドも高い。

だからカウンセラーの前に出て自分の弱さを人に出したくなかった。

 

親とも話さない。心を閉ざしている。第三者のメンタルケアが必要だ。

でも本人が第三者と向き合おうとしなければ何も始まらない。

原因はどこにあるのか。

自分でも気付かない本音はどこにあるのか。

いつから自分の中でSOSを発しているのか。。

メンタルケアとはそんなからまった糸を根気よく本人と二人三脚で、ほのいでいくのが仕事なのだ。

まずは本人がメンタルケアを受けることを決めることが大切だ。