世の中不景気である。ハローワークは就労を求める人でいっぱいである。

それぞれの事情で職を失ったわけであるから生活に困っているはずであ。

でもなかなか自分に合った仕事を見つけらけないでいる。

 

人にはそれぞれの基準と価値判断があるが、その人の価値基準だから正解などない。

私がいつも直面するのは、お金に対する判断が人の心を崩しているように思うことだ。

安いパート・アルバイトで働き、一人で子供を抱え、借家に住んで必死になって生活をして

いる人は実に多い。

 

反面、仕事が無いと言いながら、高い給料を求めていている人も実に多い。

でも残念ながら、高額の給料と本人の仕事に対する熱意と責任感とは一致しないことが

多いのも現実である。

 

だから会社側からしてみれば雇用はしたけど、お金は欲しいが仕事はしないという

事業主の不満が実に多く雇用の見直しをする結果となってしまっている。

結果的には悪循環であ。

 

雇用を切れた人が私のところにやってくるが、仕事を探す前に自分にとって今何が

一番大切で必要なのかという認識をしっかりと時間しないと全てが始まらない。

 

人は何のために働くかという゛物理的な感性ではなく、何のために生きるのかという

ことがまず分かれば、自然と自分の行動も考え方も変わってくる。

メンタルケアは人の人生を大きく左右する担い手にもなるのであ。