社会人になると一度は履歴書を書く経験をすることになる。

パソコン世代の若者は文字を書くのが苦手で、書類選考で落とされてしまうような

社会人として通用しない履歴書の字になってしまうことがある。

大学では苦肉の策として、パソコンで打った履歴書を下敷きにして、

上からなぞらせる写経のようなことをやらせる。

 

私はコンピュータの業界にいたから

機械の弊害をよく感じることがある。

人の心が機械に壊されている。

「字は心を表す」という言葉が濁ってきている。

履歴書の字を見ると、その人の人格や人生が垣間見れる。

 

パソコンで職歴を書いたり、自己PRを書いたりするのが普通になってきている。

でも人間性を見極めるために書類選考を重要視する企業も増えてきている。

メンタルの世界で仕事をしていると、履歴書一つとっても実におもしろく

はっきりと相手の本当の顔が見えてくる。

 

あなたの心の優しさや、力強さや、人生に対する小さくても一生懸命さが

握るペンに伝わっていることを忘れないでほしい。