私には大変ありがたいことに、きわめて優秀な二人の秘書がいる。
メンタルケアをやっていると、いつの間にか自分の感覚が少しずつずれて行くことがある。
相手に憑依するから、自分の世界にすんなり戻らないことがある。
世の中、常にきれいごとばかりでないのが普通である。
ところがメンタルの弱い人は、その普通の感覚の位置がかなり違ってくる。
社会がそれでもその人を認めてくれるならOKだけど
ほとんどが後悔ばかりが残ってしまう。
自分が正常であると自負している私でさえ、二人の秘書からすると
大いに不満であり、危なかっしいし、意味不明な言葉を言うらしい。
そんな時に、普通の感覚で優しくも厳しく突っ込みを入れてくれるおかげで
私は外に対してなんとか対面を保っている。
一つの世界にどっぷりつかってしまっていると、いつの間にか
本当や何が正しいか分からなくなってしまうことがある。
いや、おちいりやすいと言った方がいいかも知れない。
折しも昨日は参議院選であり、菅政権の民主党は敗北した。
野党の感性だったのが、与党の感性に知らぬ間になって、狂ってくるという事なのかもしれない。
私の秘書たちは、今も何をしでかすかと普通の感覚で見守っている。
そのおかげで、メンタルケアを中立の社会感覚で見れることに感謝しているのである。