31歳の女性は現在グループホームでヘルパーを5年半勤めている。

会社での人間関係や入居者との人間関係がうまくいかずに我慢の限界が来たようだ。

 

人間関係がうまくいかないのには相手の問題だけでなく半分は自分にも問題があると考えた方が良い。

残念ながら私の前に現れた女性は9割は彼女自身に問題があった。

 

今の勤務先を辞めたいが、ハローワークを通してヘルパーの仕事を応募し面接しても

ていよく断られてしまう。だからと言って彼女自身に対するアドバイスなどは一度もないという。

 

本人は自分自信に問題があるとは思っていない。

そこに大きな問題はあるのだが、実は本音ところでは自分の非は分かっているのである。

分かっているけど、誰もそこに直接触れないで明るい道を示さないから

本人にとって、他人との人間関係はただのいじめであり、陰口でしかないのである。

 

自分の人生を変えようと思ったことは何度もあるというが、具体的にじゃあどうすれば

いいのかは分からない。きっとそんな人は多いことだろう。

 

聴けば子供のころから、それも幼少のころからおとなしくていじめの対象になっていたという。

彼女は31歳になった社会人であっても、いじめの対象になっているのである。

それは辛いに決まっている。普通に考えてよく今まで我慢してきたと思う。

それでも歯をくいしばって人との関係のぎりぎりのところでつながっていたことは

彼女がいじめられてきた経験の我慢の強さなのだろう。

 

そんな彼女でも限界がきたからこそ、私のところを訪ねてきた。

私の仕事は彼女に幸せになてもらい自立するさせることでる。

聞こえないような声で入ってきた彼女の声は帰るときは笑顔があって

幸せになりたいという強い意識をもって声を出した挨拶をして帰った。

 

一度で変わることは不可能だが、私とつながっていることに対して

彼女の心の支えになればと思う。

きっと彼女は変わると思う。