今日から始まった静岡県の事業仕訳作業。

去年から始まり今年は二回目。

 

何と現在の国務大臣で内閣府特命担当大臣である事業仕訳で一躍有名になった蓮舫氏が去年は静岡で活躍したとか。

例のテレビの国会中継の行政刷新会議で行った事業仕訳の前である。

 

県庁に入るところからいつもとガラリと雰囲気が違う。

全ての動きや雰囲気や場所の設定も別世界の感がある。

内閣府のコーディネーターを始め私の担当班は、そうそうたるメンバーである。

皆さんは場数を踏んでいて貫禄がある。

私のような初めての仕訳人とはわけが違う。

 

そこにテレビ局各局のカメラと新聞社のカメラがずらりと並んでいる。

川勝知事も目の前にいる。

始まると同時にカメラ班とマイク班がどっと動き始める。

よっぽど悪いことでもしない限り私にはこんな状況になることはもう無いだろう。

 

私は運良く教育関係が多く、子供の学校での不登校の問題等内容が良く分かる仕訳事業であった。

県職との一騎打ちの様相である。向こうも大変だけれどこちらも大変。

事業仕訳の結果、不要が連発される。良くても現行見直しである。

 

相手に自分の意思を伝え、理解してもらうことは難しい。

どんなに質問しても、答え方一つで悪い印象を仕訳人に与えてしまう。

逆に、うまい説明だとこちらも納得するし応援もしたくなる。

ダメはダメでも答え方一つで見方に付けることも可能である。

 

どんなことも人が考え、人がそれを実行し、それを相手に理解してもらうには

人間性と人格と会話の要素が大きく左右することが良く分かる。

 

テレビカメラの前でやり取りするのは正直疲れる。

自分の人間性を自分で再確認しなければならないからテレビのニュースは見ないことにする。

でも、早くもテレビでしっかりみたと友人から連絡が入った。

 

何事も経験が必要だとつくづく痛感した次第である。