3月11日に人類の誰も想像をしなかった大地震が起きた。
数日後、私の住んでいる静岡でも富士宮を震源とする大きな地震があり、上層階にいた私は
かなり揺れた。いよいよ東海沖時地震も来たかと一瞬覚悟まで決めた。
その夜と二日間、地震で揺れている夢を見た。目が覚めても酔ったよう気分である。
東北の被災者は言葉で表せない心の痛みや不安や身体的な極貧状態に困惑し耐えている。
一番問題なのは、今は今のことが精いっぱいで明日への希望や未来がない。
明日のことを考えると、かえって心が暗くなる。
自分の脳裏に刻み込まれた悲惨な目の前の状況と今苦悩している生活の状況は、
そう簡単に消え去るものではない。
多くの人が心に傷を持ち、自分の中て゜生と死と、これからの生活に対する不安等の
様々な気持ちを抱えていて、自分でもおそらくコントロール出来ないことだろう。
日本人の素晴らしさが海外で再評価されている。
でも、我慢強い裏では心がきしんでいる。
泣いてどうなるものでもないと分かっていても涙は出る。
自分の気持ちを抱え込まずに、誰かに素直な気持ちで話し泣き叫んだらいい。
本当にメンタルケアが必要なのはこれからであり、それも大勢の人が必要で
期間も長期に渡るだろうし、人として生きていくための現実的な心の支えがメンタルケアを
する人には要求される。