昨年始まったストレスチェック制度の影響もあって、企業のメンタルケアに対する関心度が
非常に高くなりました。
はっきりと分かるのが、企業からの研修や学習会ということで、講師の依頼が急増したことです。
社内の人間関係の問題は企業としては以前からありましたが、問題の内容が社内の人間関係ではなく、
社外、つまり家族や家庭等の個人的な生活に結びつく問題が企業内問題に大きく影響してきていることが
大きく変わってきたことです。
実は、この問題も当然のことながら以前からありましたが、会社と個人の問題は別という
社員の心の持ち方がありましたが、今は、家庭が主で仕事が従という感覚の人が増えたために、
企業の社員に対する向き合い方を大きく変えなければならなくなりました。
仕事は仕事と考える経営管理職の立場の人にとっては納得しかねる問題のため、
そこまで社員の立場に立ったものの考え方をすることは、理解しにくい問題でもありました。
最近やっと、「人の心とは・・」という人間関係の重要性のもとに、
個人に関わる様々な問題を理解しなければならないことに、企業が取り組み始めてきた感があります。
そういう意識が大企業から中小企業にやっと移ってきたということだと思います。
日本は、そうした面ではアメリカよりも20年遅れていると言われています。
私たちの長年やってきた企業向けケア実績が、やっと多くの企業に触れる時期が来たように思われます。
メンタルケアの研修や講演を誰に頼もうかと言っても、目に見える商品ではない士業の世界と同じなので、
事前に評価されるのが難しいものです。
しかし、私どもに対する評価で考えると、以前依頼を受けた企業や団体からの
リピート率が85%という点からみるとメンタルケアの業界において高く評価されていると自負しています。