12/21「NHKあさイチ」で料理研究家コウケンテツさんが無限ねぎの料理の説明をした。
長ネギを細く切り、フライパンで炒める。この時使用する油は「オリーブオイル」。

有働アナやイノッチの鋭い突っ込みの前に、「サラダオイルやゴマ油、等々色々試した結果、

オリーブオイルが一番甘くおいしく炒めることが出来たので、オリーブオイルを使います。」と

料理しながら説明した。

何故オリーブオイルなんだと疑問を持つ前に、納得出来る説明を分かり易くしてくれた。

 

私は、日頃、相手が納得出来る説明をするって難しいものだと感じている。

メディアを始め、多くの伝えるものが、一方通行の説明が多く、疑問に思ったり、

分からないことがあっても説明はどんどん進行していくケースが多いと感じている。

私が、研修や講演を聴く立場の時でも、同じように思うことが多い。

 

誰を基準に説明するのか、話をするのかによって話し方は当然違うが、

自分が話すことを、自分と同じように理解してくれることはなかなか難しい。

会社が社員に、また上司が部下に、伝えたいことを伝えるには、

一方通行的説明をしても(やって当たり前、出来て当たり前の世界)では、

相手の気持ちに伝わらないことが多い。

相手がどう理解しているか、どう思っているだろうかということを考えて、

分かり易く説明することが大切だ。

 

私はいつも、講座や講演で、「分かり易さ」を心掛けて話す努力をしている。

「心の話」などは、当たり前のことがほとんどなどで、「なぜ、そうなるのか」を説明しないと、

「ふ~ん」で終わってしまう。

理解して納得した話しは、自分の心の中にしっかりと根付いていくものと思っている。

これからも、誰もが「そうか~」と合点がいく話し方を心掛けて行こうと思う。