人は誰も愛情をもっているが、同時に自分にとって利益か不利益かを計る天秤も持っている。

 

ボランティアであっても、最後のところは自分の都合に合わせてやることになる。

公僕の仕事をしている人であっても、最後のところは自分の将来を考えての保身に走る。

 

まさに大きいところでは現在民主党で、菅さんか小沢さんか、

どちらについたら自分にとって損か得か、そんな世界である。

自民党の時代はそこにお金が舞っていた。現金である。

 

「げんきんな人」とは、自分の気持ちを、提示された条件の内容によってコロッと変えてしまうことを言う。

そこに現金を見せられれば、自分の主義主張などあっという間飛んでしまい、寝返ることを言う。

だから「げんきんな奴」とは「現金な奴」と書く。

 

場合によっては依頼されて人殺しまでするやからまでいる。

人の心は虚しくも寂しい。

 

日常の中で損得を考えないで何かをやろうとすると、それはそれで何か裏があるのではないかと疑われる。

もう勝手にしてくれと言いたくなるような社会である。

 

メンタルケアは得など考えていたら、おそらく何も出来ない。

自分の身も心も相手になり変って立ち向かわなければならない。

私もよく言われる。「何の得があってそこまでするの?」と。

 

「現金な奴だ」と言われるよりマシかなと思う・・・。