震災からちょうど1年がたった。
どこのテレビ局も震災の特集番組を放映している。
改めて、地震や津波の恐ろしさを実際の映像を通して知ることになる。
テレビ局は被災者の心情を組み自粛してきていたため、今回の震災直後の生々しい映像の放映は
震災の恐ろしさを改めて伝え、あの時以上に心に突き刺さるものがある。
それはきっと、あの時はニュースの一つとしてとらえていた感があるからかも知れない。
それが日本の社会全体の問題となり、また、今度はいつ自分のところに
災害が来るかも知れないという現実的な不安感と重なって、他人事ではなくなっている。
被災された大勢の方々の辛い思いが、いつか自分の身にもあるかもしれない。
辛さは自分のことのように胸を突く。
1年前の出来事が、そのまま今も苦しさや悲しみを残している。
立ち直るには自分を殺して、我慢をしなければならないのだ。
それはかなり大変なことである。
改めて、心のケアとしてカウンセラーの重要性を痛感する。
心のケアの勉強をしっかりとしていないと、あるいはメンタルケアのキャリアを
積んでいないと、自分も辛い状況の中では、適切なケアをすることは出来ないと思う。
メンタルケアのカウンセラーは、被災した後には一番必要なことと思う。
全ては、心の立ち直りから始めなくてはいけないから!
そんな時、心の苦しさ・悲しみ・辛さを一緒に受け止めてくれるカウンセラーが必要である。
自分のやっていることの重要性の再認識と、
信頼出来るカウンセラーが一人でも育ってくれることを願うばかりである。