憲法は国民の自由・権利を守る役割を担っているが、

そこには法の下の平等として社会の秩序を守るために法律というルールが作られている。

争いごとは、民法や商法等によって裁かれ勝ち負けが決まる。

しかし、白黒付け難いものに関しては、調停や和解を通して双方の調整を行っている。

そこで決められたものは法律と同じ効力をもって決定されている。

 

法律の解釈や調停には裁判官や裁判員・調停委員のように審議する人がいる。

いわゆる社会常識を持ったジャッジマンがいて、法律や判例や諸状況によって白黒が決められている。

 

しかし、個人の持つ精神的な思いは抽象的で法律には馴染まない。

例えば

挨拶をする態度が、他の人に対してより自分に対しての方が悪いことに腹を立てる。

上司が自分にだけ強く注意をして、仕事をする気がしないし、会社を辞めたい。

夫婦関係がうまくいかず、家庭内別居中で子育てを含め悩んでいる。

裁判によって負けた側は、不満が残り精神的には納得いかず、大きなストレスを抱えることになる。

等である。

 

個々の抱える精神的な問題は、育った家庭環境や社会環境、人間関係によって千差万別である。

その多くの悩みとして抱える問題は、本人の心の持ち方の整理によって大きく改善されることが多く、

心の専門家であるカウンセラーの役割は大きい。

常に社会情勢に則した勉強をすることは、質の高いカウンセリングにつながると思う。